古墳大国の群馬県、復元された高崎市内の前方後円墳を何箇所か巡りスケールに感動

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東日本最大級の古墳大国の群馬県。

恥ずかしながらその事実をつい最近まで知らなかった私ですが、ウォーキングも兼ねて高崎市内の2か所を巡ったきました。

その中の1つは古墳群となっており、エリア内に3つの前方後円墳が点在していました。

今回紹介する、「綿貫観音山古墳」と「保渡田古墳群」の2ヶ所は、古墳に無知で興味を感じていなかった私でも、前方後円墳のスケールの大きさに感動しました。

見学は無料、駐車場も完備していますので気軽に立ち寄れます。

一度行かれてみてはいかがでしょうか。

小中学校の時、もしこれらの古墳を見学していたら私自身もう少し古墳時代に興味を持てていたかもしれません(笑)

綿貫観音山古墳

「綿貫観音山古墳」は全長97mの前方後円墳です。

上からの写真は撮ることは不可能ですので、全体像は案内板を使用して説明すると、まさに歴史で習った前方後円墳です。

古墳の芝が黒く見えるのは、野焼きをした跡です。

所在地は、群馬県高崎市綿貫町1752

国道354号線を高崎方面から玉村方面に走行していると、高崎玉村スマートインターの約1㎞手前の付近右側に見えます。一見は河川堤防あるいは丘のような感じです。

交通手段

・お車でお越しの際は、上記の住所或いは「綿貫観音山古墳」で目的地て設定

・バスでお越しの際は、JR高崎駅西口から約30分

 群馬バス 岩鼻線昭和病院行き 昭和病院(群馬県)行に乗り綿貫団地南バス停で下車します。

石室は南京錠で施錠されていましたので、見学は不可と思い諦めました。

ただ、後になって県の資料を拝見した所、管理人の職員に頼めば入れたようです。

石室見学可能時間
4月~10月午前9時~午後5時
11月~3月午前9時~午後4時
料金は無料で年末年始を除いて毎日可能とのことです。

管理人室は隣接していましたので、失敗しました。

尚、古墳自体の見学は基本的に24時間可能です。

保渡田古墳群

保渡田古墳群には「八幡塚古墳」「二子山古墳」「薬師塚古墳」の3つが点在しています。

保渡田古墳群は「上毛野はにわの里公園」の一部で、園内には「かみつけの里博物館」「土屋文明記念文学館」などもあります。

あと古墳に直接関係はないのですが、案内看板の中の「八幡塚古墳」の向きが反対なのが気になりました(2022年2月末時点)

所在地は、群馬県高崎市保渡田町2000-1(かみつけの里博物館は高崎市居伝町1514)

交通手段

・お車でお越しの際は、上記の住所或いは「かみつけの里博物館」で目的地て設定

・バスでお越しの際は

①JR高崎駅西口から約35分

市内循環バスぐるりん大八木線・北高先回り(帰りは中尾先回り)に乗り、井出町西バス停下車後徒歩約10分。

②JR前橋駅から約30分

関越交通バス土屋文明記念文学館行き、かみつけの里博物館前バス停下車。

 

各施設開館時間と入場料

・「かみつけの里博物館」

  • 午前9時30分から午後5時(最終入館は午後4時30分)
    • 休館日は毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は水曜日)、年末年始、祝日の翌日
  • 八幡塚古墳の石棺展示室 午前9時30分から午後4時30分まで。
    (博物館の休館日は見学できません)
   かみつけの里博物館 入場料
大人  200円
大学生・高校生 100円
中学生以下・満65歳以上・障がい者※  無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方、および付き添いの方1名は無料

・「土屋文明記念文学館」

  • 午前9時30分から午後5時(最終入館は午後4時30分)
    • 休館日は毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は水曜日)、年末年始、企画展前後の展示替期間、燻蒸などの臨時休館日
   土屋文明記念文学館 入場料
大人  200円
大学生・高校生 100円
中学生以下・満65歳以上・障がい者※  無料
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方、および付き添いの方1名は無料

 

八幡塚古墳

全長約96mの前方後円墳です。

特徴は墳丘部の法面(斜面)が葺石されているところです。保存復元整備に伴い葺石も復元されました。

この古墳の内堀には4つの中島があります。

中島は何のためにあるということは未だ解明されていませんが。

古墳における祭祀の場、或いは近親者や従者の埋葬施設ではないかと考えられているようです。

墳頂部や中島等に円筒埴輪が巡らされている姿は、葺石で覆われた古墳を更に荘厳に見せているように感じました。

石室展示施設内は当日休館日であったため見学できませんでした。

薬師塚古墳

本来は全長約105mある前方後円墳ですが、現在は西光寺というお寺の裏山が一部その原型をとどめている程度です。

その敷地内には凝灰岩をくりぬいた「舟形石棺」が保管してありました。

古墳自体は少しわかり辛いですが、西光寺の境内に入れば分かるかと思います。

二子山古墳

全長約108mの前方後円墳です。

こちらの古墳は発掘前の形状をできるだけ変えない手法で整備されたようです。

八幡塚古墳と同様に内堀には4つの中島があります。

石棺の原寸大写真の真下に石棺は埋葬されているそうですが、石棺の中に入っていた遺体や副葬品は古くに盗掘されてしまっていたそうです。

保渡田古墳群に関しては、公園内の一部ということもあり、ウォーキングやジョギングしたり犬の散歩しているご近所の方が多々見受けられました。

参考までに

見学してみて感じたことは、意外と見学時間を要するということです。

全長100m級の前方後円墳となると、外堀を含めると全長200m超になるものもあり、

私の場合、遠目から1周眺め、近距離で眺め、墳頂に登って眺めたりしていたら、1基見学するのに30分以上かかったものもありました。

今回巡った「綿貫観音山古墳」⇔「保渡田古墳群」は、お車で30分弱で移動することが出来ます。

ちなみに2か所を巡って歩いた総距離は6㎞強でした(iPhoneのアプリ調べ)

古墳に少しでも興味をお持ちの方は、時間に余裕をみたほうが良いかもしれません。

↓群馬県の古墳や今回紹介した古墳に関してのウェブサイトを添付しておきます

群馬県ホームページ→群馬県-古墳時代の群馬-東国文化の中心地

群馬県ホームページ→群馬県-史跡観音山古墳へのご案内

高崎市ホームページ→保渡田古墳群(観光情報)

私個人の意見としては、せっかく見学するために整備された古墳が身近に存在するのだから、小学校高学年くらいの歴史の課外活動に是非有効活用して欲しいなあと思いました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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