全国2位の梅の生産量を誇る群馬県には、『ぐんま三大梅林』と呼ばれる梅林があります。
『秋間梅林』『榛名梅林』『箕郷梅林』の3つの梅林を指し、毎年3月上旬~下旬にかけて花が見頃になります。
いずれの梅林も鑑賞専用ではありません。
基本的には梅農園の花を眺めることが出来る農道が、遊歩道・散策路になっています。
2月下旬にその「ぐんま三大梅林」を散策も兼ねてウォーキングしてきました。
今回は、それぞれの梅林、そして私が感じた印象・おススメを紹介します。
秋間梅林
観光梅林としては約60年の歴史がある秋間梅林は、群馬県安中市の秋間川上流の丘陵地に広がっています。
毎年「秋間梅林祭」が開催されており今年は2022年2月19日~3月下旬までです。
散策遊歩道の1つは山頂と麓をつなぐ周回コースもあり、
駐車場や売店は梅林の山頂・麓の両方にがあります。
また期間中(2月25日~3月12日)の金・土曜日は山頂の一部で梅林がライトアップもされます。
エリア内に親梅公園という広めの公園が有り、ここに車を駐車して散策をスタートすれば、全域が周遊しやすいように感じました。
施設の詳細、イベント、駐車場の詳しい情報はHPを添付しますので、そちらでご確認ください。
秋間梅林ホームページ→秋間梅林HP
榛名梅林
榛名梅林は高崎市上里見町地区にある梅林です。
高崎市のホームページによりますと、2022年の「榛名の梅祭り」は新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止だそうです。
梅林を眺めながら走る「はるな梅マラソン」は、高崎市民参加者限定ではありますが、3月13日(日)に開催されるとのこと。
私が散策してみた感想は、祭りは中止となりましたが、散策コースの準備は着々と進んでいました。
散策コースは幾つかあります。
梅郷コースは梅農園内を周遊するコースも含まれていますので、個人的におススメです。
梅林内には見晴台という駐車場兼仮設トイレが設置されている場所があります。ここに車の駐車も可能ですが、台数が限られています。
歩く距離が少し長くなっても大丈夫という方は、
梅林の近くにエコール(榛名文化会館)という施設がありますので、最初からそこの駐車場(無料)をご利用いただいたほうが無難かと思います。
施設の詳細、イベント、詳しい情報は公式サイトを添付しますので、そちらでご確認ください。
榛名梅林高崎市サイト→榛名梅林
箕郷梅林
箕郷梅林は高崎市箕郷町内にある梅林で、榛名山の中腹に広がります。
今年の「みさと梅まつり」の開催期間は2022年2月20日~3月下旬です。
鑑賞エリアは
- みさと梅公園(蟹沢会場)
- 善地梅林広場(善地会場)
の2か所に分かれており、両会場とも大駐車場と売店があります。
蟹沢会場は農園を囲む農道を周遊するルートで、そのエリア内の中心部に「梅公園」があります。
善地会場は農園内を一部通過するコースがあります。満開時の梅林の中を歩くことができます。
散策コースからの眺望もよく、高崎市・前橋市・関東平野を一望出来ます。
展望台のある駐車場には河津桜も植栽されており、梅と桜のお花見が同時に可能です。
施設の詳細、イベント、駐車場の詳しい情報は公式サイトを添付しますので、そちらでご確認ください。
箕郷梅林高崎市サイト→箕郷梅林
私がおススメの2カ所(2022年)
①箕郷梅林(善地会場)
見晴の良い立地にある梅林なので、展望台からはもちろん散策路を歩きながらの眺望も期待できる場所です。
「みさと梅まつり」のポスターには、天空の梅祭りと表記されていますので、満開時には眼下に白い雲のように梅の花が広がる光景が観られるでしょう。
満開の梅林(梅農園)の中の散策も出来ることを考えても、見所は一番多いかと思います。
②秋間梅林
丘陵地に梅林が広がり遊歩道は途中、他の木々の中も散策するルートとなっています。
梅林散策に加えて、もう少し自然を感じたい方におススメです。
3つの梅林の中では観光梅林としての歴史は古いため、トイレ等の施設は一番整っています。
また週末ごとに様々なイベントも予定されています→秋間梅林HP
散策時の注意点と補足
新型コロナウイルス対策以外で注意する点は
- 歩きやすい靴で訪れましょう
- 許可されている場所以外、農園には入らないでください
- 枝や花、樹木に触らないでください
私が散策した時期が2月下旬だったこともあり、掲載した写真は梅の花ではなく梅の枝ばかりでスミマセン。
ここ最近温かくなりましたので3月第1週の週末には開花も進んでくると思います。
梅の花は桜よりも小さく単体だと見劣りしますが、梅林が花一面になると魅力が倍増します。
満開の時期はこれから、現地に是非一度訪れてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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